生成AIチャットアプリ製品RagChat導入: 膨大な社内知見を、対話で引き出せる資産へ

鹿島建設株式会社 生成AIチャットアプリRagChat導入事例

会社名: 鹿島建設株式会社(KAJIMA CORPORATION)
所在地: 〒107-8388 東京都港区元赤坂1-3-1
設 立: 1930年(創業 1840年)
URL: https://www.kajima.co.jp/

鹿島建設とは: 1840年(天保11年)の創業以来、180年を超える歴史を持つ世界的な総合建設会社。超高層ビル・土木インフラから開発事業まで、国内外で先駆的なプロジェクトを数多く手掛ける、日本を代表するスーパーゼネコンのひとつです。

本事例のポイント

  • 長年蓄積された膨大な社内ナレッジを、生成AIで「探せる資産」に変革
  • Amazon Bedrock基盤のRAG構成で、回答の根拠資料まで提示し信頼性を担保
  • お客様のAWS環境内で完結する、エンタープライズ水準のセキュリティ設計

プロジェクトの背景

鹿島建設様には、社内文書・技術論文・製品マニュアルなど、長年の事業活動で蓄積された膨大なナレッジが存在していました。しかし、これらの貴重な知見は部署やシステムごとに点在しており、必要な情報にたどり着くまでに時間を要することが課題となっていました。

特に、現場の第一線で働く社員が「知りたいことをすぐに知る」ためには、どこにあるか分からない資料を探し回るのではなく、対話するだけで正確な答えにたどり着ける仕組みが求められていました。あわせて、機密性の高い社内情報を扱う以上、外部サービスにデータを預けない、エンタープライズ水準のセキュリティが導入の前提条件となっていました。

協栄情報からの提案内容

協栄情報では、法人向けRAGアプリケーション「RagChat」を軸に、以下のアプローチでこの課題に対応しました:

1.社内ナレッジのRAG化:
点在していた社内文書・技術資料を、RAG(検索拡張生成)の知識ソースとして構造化。既存資料をそのまま活用できるRagChatの特長を活かし、資料の作り直しを行うことなく、生成AIが正確な回答を即時に返せる基盤を構築しました。

2.Amazon Bedrockによる高品質な自然言語応答:
AWSの生成AI基盤であるAmazon Bedrockを採用し、日本語の複雑な質問にも自然で正確な応答を実現。回答には根拠となった資料への参照を併せて提示することで、「AIの回答をどこまで信じてよいか」という生成AI活用の共通課題に対する答えを組み込みました。

3.お客様のAWS環境内で完結するセキュリティ設計:
RagChatはお客様ご自身のAWS環境上に構築されるため、社内データが外部のSaaSに送信されることはなく、AIモデルの再学習に使われることもありません。機密性の高い建設業の技術情報を扱ううえで不可欠な、エンタープライズ水準のセキュリティを担保しました。

成果

対話で完結するナレッジ検索:これまで複数の場所を探し回っていた情報へのアクセスが、対話形式で完結。現場の社員が本来の業務に集中できる時間が増え、生産性の向上につながりました。
根拠提示による信頼性の担保:回答とあわせて根拠資料が提示されるため、社員は出典を確認しながら安心して情報を活用可能に。生成AIの業務利用における信頼性の壁を越えました。
将来のユースケース拡大に対応できる拡張性:AWS基盤の高い拡張性により、対象ナレッジの追加や利用部門の拡大など、将来のユースケース拡大にも柔軟に対応できる基盤が構築されました。

導入企業様の声

鹿島建設様からは、点在していた社内ナレッジへ対話形式でアクセスできるようになったこと、そして回答の根拠資料が確認できる安心感に対して、高い評価をいただいています。あわせて、ナレッジの構造化からAWS環境での実装・運用に至るまで、協栄情報の伴走型支援についてもご評価をいただきました。

本プロジェクトは、Amazon Bedrockを活用した生成AI導入支援の代表事例として、建設業をはじめとする「長年のナレッジ資産を持つ企業」のAI活用モデルケースになるものと考えています。協栄情報は今後も、お客様のAWS環境で安全に生成AIを活用いただくためのご支援を続けてまいります。

貴社のナレッジも、対話で引き出せる資産へ

RagChatは、既存資料をそのまま活用し、お客様のAWS環境に約3週間で導入可能です。まずはお気軽にご相談ください。

関連する導入事例 Related

Contactお問い合わせ